離婚に伴う財産分与の鑑定評価

横浜不動産鑑定 横浜不動産鑑定
トップページ > 離婚に伴う財産分与の鑑定評価

離婚に伴う財産分与の鑑定評価について

不動産価値を見誤れば、公平な分与にはなりません

財産分与する不動産の価値の把握

あなたが離婚するときに、慰謝料よりも頭を悩ませるのが不動産の財産分与かもしれません。
あなたが、このページに辿り着いたということは、既に、離婚に伴う財産分与の説明については、ご理解頂いているものと考え、分与する財産で最も問題となる不動産について的を絞ってお話します。
不動産の財産分与は、公平の観点から夫婦が5:5の割合で分け合うのが一般的ですが、
問題となるのは、自宅の住宅やマンションの現実の価値です。不動産の適正価格を把握するのは一般の方にはとても難しいことだと思います。不動産価値を見誤ってしまうと、5:5の割合で分与したとしても、公平だとは言えませんよね。

不動産会社の無料査定の問題点

では、あなたはどのようにして不動産の価値を把握するか?
よくあるのが、不動産会社に無料査定をお願いする方法です。夫婦お互いが別々の不動産会社に無料査定をしてもらい、その額の平均値をとるような形で安易に不動産価額を決めるのです。不動産会社の無料査定をする方が良いと説明する弁護士の方もいて正直、驚くばかりです。なぜ、不動産会社に査定させた方が良いのかと聞くと、無料だからという回答。
けれどこの方法、つまり不動産会社に無料で査定させるやり方には問題点があります。

まず、不動産会社は不動産を売買する専門家であって、不動産の評価をする専門家ではありません。たとえ不動産査定額が大きく間違っていても、何ら責任もとりません。その不動産の無料査定は、依頼者の考えを反映した査定額となる場合が多く、夫婦それぞれが提出した査定書の価格は大きく乖離することも多いものとなります。

私が経験したなかでは、新築後6年を経過した横浜郊外のマンションで、ご夫婦が不動産会社に依頼して出した査定書に10,000,000円もの開きが出たものがありました。奥様に依頼された不動産会社の査定額は新築時の販売価格より高くなっていました。
今の時代、都心部なら購入時よりも値上がりするかも知れませんが、横浜の郊外で6年落ちのマンションが値上がりするとはとても思えません。

なぜ、こういうことが起こるのか?不動産会社の査定はあくまでも物件の売却依頼を受けるためのツールだからです。いわゆる紐付きの査定書に過ぎないということです。
だから無料なのです。

もちろん、不動産会社が不動産の売買価格をお客様にご提示するための査定は問題ありませんが、離婚に伴う財産分与において両者の利害が相対する場合の客観的な資料としては、適正さを欠く場面もあります。
離婚に伴う財産分与は公正かつ客観的でなければなりません。費用が掛るからと言って無料査定などをしていては、本質を見誤る結果となることでしょう。

もっともその要望に応える事ができるのは、不動産鑑定士による不動産鑑定評価です。適正な不動産価格を証明するために、横浜不動産鑑定の鑑定評価を活用することをお考えになっては如何でしょうか。